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遊びの達人・実相寺昭雄

アンカー 1

実相寺がスケッチや揮毫に添えた落款にある「夢中遊行」「酔生夢死」

どちらも本来はよい意味の言葉ではないが、実相寺にとって「夢」や「遊び」はたいへん大きな意味を持っていた。

​ここでは実相寺の手になるスケッチや絵手紙などから、その多彩な才能と遊び心の一端をご紹介する。

実相寺昭雄オフィシャルサイト
実相寺昭雄オフィシャルサイト
​実相寺昭雄の画帳より
夢とうつつの風景スケッチ 
“愛息”ちな坊と兄弟、従弟。
ちな坊が主役の年賀状を5種類つくった年もある。
​ちな坊は「ウルトラQザ・ムービー」に出演している。↓
小澤征爾さんと『ヴォツェック』の準備をしていた昭和60年3月の絵手紙  

遊びの達人はたくさんの

絵手紙も残した。

スタッフと共に行った1泊旅行のしおり。

​待ち合わせ場所の地図も実相寺の自筆

カントクが市販の地図を参照もせずに、街並みや地形をスラスラと図にするさまには舌を巻いたものだ。  

中でも驚嘆したのは長野でのこと。たいして土地勘がないはずの曲がりくねった路地をまったく迷わずに、一軒の小料理屋へ案内された時だ。どうやら街角の映像が立体的にうかぶらしい。いまならさしずめ歩くグーグルビューというべきか。

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